読書 専業主婦は2億円損をする

タイトルで大きなことを書いて炎上した本。

専業主婦は2億円を捨てていると聞いたらどう思いますか?
タイトル通りなんですが、その理由がこの本には書いてありました。
現時点では私には10カ月の息子がいるので、私の妻は専業主婦になっているのですが、今後は働くことも見据えないといけないですね。

専業主婦はもはや日本にしかなく、世界では専業主婦はほとんどいない。日本で昔から言われていた「男は外で働き、女は家を守る」というのは、少子化に拍車をかけ経済的にも精神的にもよくないということが証明されたみたいです。
女性の高学歴化と社会進出が当たり前になった先進国では、「はたらきながら子育てができる」環境を充実させないかぎり子供をを産まないということが分かった
→確かにその通りですよね。せっかく勉強して、キャリアも積んだのに子供の世話だけをする人生は選択したくないですよね。

日本の会社も子育てママが安心して働ける環境づくりに力を入れているかもしれませんが、現実はそうではない。
保育園の送り迎えや熱を出したときのお迎えなど、結局女性の負担が大きいままです。
そのため、会社は子育てママ用の仕事を用意したりしているみたいですが、完全にキャリアコースから外され、責任のある仕事は任されなくなってしまうとのこと。
そしてやる気がなくなって、結局専業主婦に戻ってしまうという流れ。
年収103万や130万円の壁は「これ以上給料が上がると保険料を支払わないといけないくなるから、昇給はなしでいいよね」といった主婦のパートを安く使うために使われている。こんなものは気にせずにたくさん働けるなら働いて稼ぐのがいいに決まっていますよね
→ただ、現在の日本の制度では産後の女性が短時間でしっかり稼ぐのは難しいと思うのだが・・・?まぁこの制度のせいで、働けるのにセーブしている人は多くいますよね。

日本では、仕事内容が同じでも正規と非正規で給料や待遇が違う
これは、日本だけの制度であり、海外にはこのような制度はない。

出産や親の介護などでフルタイムの働き方からパートタイムへ変わったり、逆にパートタイムからフルタイムに変わったりと雇用条件を変えることがよくある。
しかし、日本では、正社員だったのに出産を機に非正規に落ちたなどよく聞きます。
このような非正規、正規というのは、身分の違いを示し、差別を生んでいる。

政府は非正規という言葉をなくそうと努力をしてはいるが、現在正社員の甘い蜜を吸っている人からは反対されるだろうし、なかなか難しいだろう。
そして、早く仕事内容で賃金を評価すべきであるのだが、現在の正社員で高度な技術を持っていない人はこの改革を認めないであろう。

今後独身者は増えていく。なぜ独身者は増えていくのでしょうか?
女性にとって結婚とは、
①自由を失い、
②友人と疎遠になり
③家族との付き合いが減り
④仕事ができなくなる

という4重の損失があり、それに引き換え、
利点としては、「子供や家族を持てる」ということだけです。

そのため、ここ最近は釣り合う条件に「経済的余裕」を希望あげる人が急激に増えています。(そのため高収入でやりがいのある仕事をしている女性は結婚しない)

男性にとって結婚は、
①家族を扶養する責任が伴う
②自由に使えるお金が減る

のが損失になり、それに引き換え
利点としては、「社会的な信用や対応な関係が得られる」と「生活上便利になる」の2点があげられている。しかし、このメリット2点は時代と共に大きく減っている。

こう考えれば、男と女の利害が全く合わないので、結婚する人はますます減って独身が増えていく。

仕方なく専業主婦になる人たち日本では未婚女性の3割が専業主婦になりたいと望んでいるが、日本の専業主婦の幸福度は世界と比べてあまりにも低い。

日本ではいまだに女性差別がある。
世界では、会社が採用や昇進・昇給を決める基準は、
①仕事の成果②学歴や資格③仕事の経験
の3つしか認めていないにもかかわらず、日本ではまったくこれが通用しない
日本では出世に関していうと高学歴の女性は、高卒の男性に負けてしまいます。これは明らかです(出典:「働き方の男女不平等」山口一男)

日本では残業時間で社員の昇進を決めているのです。
そのため、出産を機に、仕事にやりがいを失い燃え尽きて専業主婦になっていきます。

また、もともと専業主婦になりたかった人であっても、だんだんプレッシャーに押しつぶされていきます。良妻賢母であれという周りからのプレッシャーは大きく、子育てに失敗は許されません。
さらに専業主婦というのはかなり孤独です。
この日本の専業主婦が子育てをするという環境が特殊であるということを理解する必要がある。(本当は大家族の中で育ち、さらには社会の中で育っていく)
また、母親が子育てをどれだけ頑張っても子供は問題を起こすことがある。
「家ではいったいなにをやってたんだ」と母親の責任にされてしまう。
こんな社会では母親の大きな負担になり、結局望んでいた専業主婦(子育て専業人)になっても幸福度は低くなる。

少し話は逸れるが、母子家庭にも触れられていた。
日本での母子家庭(シングルマザー)の置かれている状況がひどい。
先進国のなかでも特にひどい

今回、この本をまとめていて思ったのは内容はかなり濃いです。
橘さん自身もいろいろな本を読んでそこで証明されていることを要約してまとめて説明してくれている感じです。
あと、日本のサラリーマンや広告代理店を役立たずとスペシャリストではないあまり役に立たない人と書いてあったのは面白かった。ちょうどyoutubeでも電通不要論など、


ちょうど気になっていたパズルのピースが重なったようで面白かったです。
また、あとがきを読んで知ったのは、今回の本はJKや20代をターゲットにするために橘さんが書いた文章をベースに別の女性ライターにみてもらい書き直す作業をしたみたいです。
そのため、かなり読みやすくなっています。笑

ですので、ここでまとめることは困難で是非読んでもらうのが一番かと思います。