生理(月経)に関して

子宮

生理(月経)に関してどれくらい理解していますか?
まず、このブログでは、月経と言うようにします。詳細は→ここ

  • 「月経痛で悩んでいる」
  • 「避妊のためにピルを飲み始めたら調子がいい」
  • 「月経困難症で通院しているが、先生が忙しそうで質問しづらい」

など、月経に関して困っている人の参考になれば幸いです。

なぜ月経っていうか分かりますか。月経に当たる言葉は、日本だけでなく欧米や中国などで昔から使われている言葉をみてもすべて月に関係しています。月に1回くるものという風に信じられており、それが語源になっていると言われています。

ただ、医学的には25~38日が正常範囲内であり、しかもバラついても構いません。
このような知識を学校で学べたらいいのですが、なかなか学べません。

ただ、最近は月経痛が重い人は月経前から体調が優れない人が増えています。
この原因に関しては、色々言われていますが、このような人に対して、LEPという薬が合います。

LEPとは、詳細は→ここ

その中でも、月経そのものが毎月なくてもいいという発想で内服する薬があります。

この発想は画期的でした。産婦人科の中でも、月経は毎月起こすもの。それは薬を内服していても同じと考えている人が多かったです。それが発想の転換で「月経は毎月でなくていいのでは?」となり、この薬が出てきました。

その名もヤーズフレックス

これに関しては、ちゃんと勉強した人であれば、ほとんどの方が内服してもいいように思います。
ただ、これを外来で説明するのは、大変なのでブログで書かせていただきます。

・月経痛がつらい

・月経前に調子が悪くて困る方、

特に、月経によって日常生活のパーフォーマンスに影響の出る方、
お勧めします。
ただ、この薬は保険適応薬なので、そこに関しては、勉強してから受診した方がいいです。

ヤーズフレックスとは?
月経を3か月に一度だけ起こす、新しい「LEP」になります。
一回当たりの月経血量も減り、痛みも減ります。
2010年から使われていた、「ヤーズ」と同じ薬剤で、さらに飲み方を改良したものです。

ただ、勘違いしないでいただきたい点は、みんなが4ヶ月(120日)に1回にできるわけではないという点。内服していても途中で出血が始まり、月経が始まる方がいます。

さらに、4ヶ月間間隔を開けられたという人は約50%の人だけなので、あまり期待しすぎは禁物。2、3ヶ月に一回月経を来させておこーくらいの感覚でO Kです。

この薬のすごいところは、月経が月に1回起こさないといけないという固定概念を打ち破った点にあります。このヤーズフレックス 以外のLEPやピルは1ヶ月に1回は月経をこさせます。

月経という、煩わしいものをできる限り減らそうという試みことはいいことだと思います。
副作用が心配になると思いますが、一般的なLEPやピルと変わりません。

ただ、飲み始めの1、2ヶ月は、頭痛や悪心、不正性器出血が4.5人に1人の確率で起こります。最初の時期を乗り越えれば、この症状はなくなるので、なんとかこの初期を乗り越えてもらいたいですね。

一般的に、ヤーズフレックスをはじめとしたすべてのピル(低用量エストロゲン・プロゲステロン製剤)では血栓症に対する注意喚起がなされています。飲み始めにおこるようです。エコノミークラス症候群と同じことが起こる可能性があるので、注意は必要ですが、こちらの方は主として血栓性静脈炎ですので、片方のふくらはぎを握ると痛い、左右のふくらはぎの周りのサイズで3cm以上差が出る、赤くみみずばれができる、などの症状が出る場合が多く、発見しやすいと考えられます。すぐに対処できれば大きな問題は必ず防ぐことができます。

内服を始めるにあたって、将来、妊娠の心配をされる方が多いですが、

問題はありません。内服を中止すれば、2か月程度で元の状態に戻ります。それどころか、数年レベルの内服をされた場合は、逆に排卵・妊娠しやすくなると考えられています。婦人科ホルモン治療の基本であるカウフマン療法(無月経・無排卵の基本治療法)をしたことになる場合があるからです。

ヤーズフレックスによって一人でも多くの女性が月経の苦痛から解放されるように願っています。

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