産婦人科医の呟き。自分の子ども編

〇時代遅れの医療をいつまでするのか。

時代遅れは言い過ぎかもしれませんが、昔からの慣習で問題が起きなかったからそのまま続けていることって時々ありますよね。

  • 小児科で薬を大量にもらった。無料だし特に何も考えなかった
  • 先生が説明してくれることは正しいし、周りの知り合いももそう説明されていた

など、思考停止に陥っていませんか?
先生もいつも正しいことを言っているかどうかは分かりませんよ。

よく英語の文章で、健康を失って私たちはそのありがたさに気付くみたいな、英文がありましたよね。
今回、家族が入院してその治療に疑問があり、いろいろ調べているとやはりおかしいことに気付いたものの、方針を変えるように主治医に伝えるのは難しかったという経験をしました
(主治医の方針が100%おかしいというわけではないが、早期退院を考えるとその必要はなさそう)
また、僕ら医療従事者にも気を付けなければならないことがよくありますが、改めて文章で記載していきたいと思います。

僕ら医者側は、医学的知識に基づいて、良かれと思って医療介入(治療)を行います。
ただ、これが、昔の医学的知識に基づいていたり、updateされないままだと一大事ですよね。

そういうことはよくあります。
簡単なことでは、

  • 創部にマキロン(消毒) →今は生食洗浄のみでOK
  • 創部は乾燥させる → 湿潤のほうが早く治る
  • 風邪に抗生物質 → 風邪の原因はウイルス。まったく意味ない
  • さらに
  • 心不全にβ刺激 → βブロッカーが治療薬

産婦人科領域では、

切迫早産に長期間β刺激 → 長期間は不明(さらに児の喘息のリスクが上がる)

まぁ難しいのは、自分や家族が治療されているときに、間違い(時代遅れな治療)に気付いても主治医に伝えるのって難しいですよね。

こういった間違いをいち早く修正し、正しい医療を行っていける人になりたいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です